2011年09月01日

ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2

神女(ノロ)の衣裳は、基本的に下記のようなスタイルでした。
白地の表衣、白の胴衣(どぅじん)、白の裙(かかん)
右ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その1

ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2



ただし、役職や地域、時代の変化で、色物や柄物もありましたので
今回は、現存している資料からのご紹介です。


ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
  ドギン(奄美大島での、胴衣の呼び方) 奄美大島・大和家に伝来。

水色地に藤・葵・水蓮・扇・流水などの文様を、大胆な構図で表現している。
一部、文様を刺繍で表現している。




ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
   ドギン(奄美大島での、胴衣の呼び方) 奄美大島・大和家に伝来。

型染。花菱文の地紋に図案化された花文を帯状に配している。



ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
   ドギン(奄美大島での、胴衣の呼び方) 奄美大島・太家資料。

絹の紺地錦織で雲竜文。中国清朝の官服を仕立て直したものと考えられる。


 
ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
   ドヂン(久米島での、胴衣の呼び方) 久米島・新里家蔵。

久米島「兼城ノロ」の衣裳。水色地の紅型。


ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
   ドヂン(久米島での、胴衣の呼び方) 久米島・平田家蔵。

久米島「城ノロ」の衣裳。6月ウマチーという祭祀に着用。胴衣は夕神の時に着用する。



ドラマ「テンペスト」を衣装から楽しむ 神女の衣装その2
   ドヂン(久米島での、胴衣の呼び方) 久米島自然文化センター蔵。

久米島「謝名堂神女」の衣裳。祭祀の際に着用する。





*テンペストの放送開始から、琉装のお問い合わせが増えました。
感謝の気持ちを込めて、胴衣のセールを行っていますので、ご利用くださいませ。
右胴衣セール①
右胴衣セール②


琉球の染め織り・衣類の事は 沖縄琉装苑
 沖縄県那覇市久茂地3-6-11-203 メゾン久茂地
 tel/fax  098-863-8131
 店舗営業 午後12時~6時ごろ(日定休)   *出張の為、不定休あり
 (HPはリニューアルの為、お休みしてます。)


同じカテゴリー(ドラマ「テンペスト」を楽しむ)の記事

この記事へのコメント
ノロの衣装といえば白装束と思っていましたが
煌びやかなものもあるんですね!

勝手ながら、まーりーさんのブログmixiで紹介させていただきました。。。
Posted by terumisha♪ at 2011年09月02日 16:02
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。